長年、私の職場の介護現場を仕切ってきた、いわゆる“お局さん”。
正直、彼女と一緒に仕事をする事が、かなり大変な存在でもありました。
そんなお局さんが、ついに退職を決意しました。
もう少しで退職するとなると、最近では、以前にも増して、お局さんにも笑顔の日々が増えたように思えます。
「もう後少しで、私は退職するし、あなたももう少ししたら、バケーションね。お互いカウントダウンだね。」なんて言いながら、笑っていました。
もちろん、お局さんは、職場に戻ってくる事はないですが、私はバケーション後、また職場復帰です。苦笑。

正直な本音:「ついに来たか」
きれいごと抜きで言うと、最初に浮かんだのは「ついに来たか!」という嬉しさです。
彼女と働く度にどこかで気を張って、「今日の彼女の機嫌は、大丈夫かな」「この言い方すると、また怒るかもなぁ」と考えながら働くストレス。
もうこんな風に考える必要はないので、それが終わると思ったら、嬉しくて仕方がありません。
そんな風に感じているのは、きっと私だけじゃないと思います。
少しずつ変わり始めた職場の空気

不思議なことに、「退職する」と決意したお局さんの雰囲気が変わり始めました。
まだ辞めていないのに、どこかピリついた空気がやわらいで、スタッフ同士の会話や笑いが増えてきたように思います。
今までは遠慮していたような相談も、「ちょっと聞いていい?」と気軽聞けたり、お局さんからの返信もやわらかです。
お局さんが辞めた後の“現実的な不安”
ただ、お局さんが辞めた後の事を考えると、いいことばかりではありません。
お局さんが担当していた仕事の量や、介護士としての経験(30年)からくる判断力は、やっぱり大きいと思います。
特に急変時の対応や、細かいケアの判断など、「あの人なら、すぐに私に連絡してきたのに」と思う場面はこれから確実に出てきます。
その分、これからはみんなで考えながら、働く事になりそうです。
お局さんの存在を振り返って思うこと
認知症のフロアだと、患者さん達の振る舞いをコントロールするのもなかなか大変な事。
そんな患者さん達の振る舞いが酷い日ほど、彼女も不機嫌になりがちです。苦笑。
そして、また彼女が不機嫌な日は、言い方がきつかったり、理不尽に感じることもあったりと、、、。
でも、今振り返ると、患者さんに対するケアやこんな風にしたら良いのではないかという提案などは、やはり長年の経験からくるもので、素晴らしいものをもっていたと思います。
ただ一緒に働いている同僚達、私も含めて、もう少し優しく接してくれれば良いのにと思ってしまいます。
さいごに
お局さんが退職を決意したことで、気分的には晴々とした気持ちになりました。
お局さん、退職後の月々の収入まで教えてくれました。笑
どうやら、職場のRRSP、カナダのペンションプラン(CPP)、本人の貯蓄などを入れると、月々$5,000以上になるようです。
「それだけあるなら、もっと早くに退職してもよかったんじゃない?」と思わず、言ってしまいました。笑。
退職後は、Airbnb(エアビーアンドビー)のバケーションレンタルをしたいと言ってたから、また今後が楽しみな彼女です。
最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。

