以前から行きたいと思っていた高野山。
日本一時帰国の度に「高野山へ行こうと思う。」って母に伝えると、「高野山は寒いから、辞めた方が良いと思う。」って言われる。笑
一時帰国の時期が、肌寒い季節ばかりだったので、そう言われても仕方がないかなぁ。
そんな感じで、毎回高野山へは行けずにいたけど、今回は行くぞぉ!と行く気満々でした。
南海電鉄で出発!旅の始まりは、極楽橋駅から

高野山へは、大阪・なんば駅から南海電鉄「高野線」に乗車し、電車とケーブルカーを乗り継いで約2時間で行く事が出来ます。
特急券を購入して、『特急こうや』で高野山の玄関口「極楽橋駅」へ。
『特急こうや』に乗車している人達は、意外に日本人より、外国人の方が多く、ビックリです。高野山は、外国人の人達にも人気があるのですね。
「極楽橋駅」からのケーブルかーから見える深い山々と杉林の景色は、すでに日常を離れた世界。
標高約900メートル、空気が凛としていて、思わず大きく深呼吸しました。心も体もハッピーです。
奥之院へ―弘法大師と対話する静寂の時間


高野山でもっとも神秘的な場所と言われる「奥之院」。
参道の両側には、戦国武将から企業家まで、さまざまな時代の人々の墓碑がずらり。友人と二人だから良いものの、一人だったら、なんとなく怖くて歩けないような気がします。
樹齢数百年の杉並木が続く道を静かに歩いて行くと、自然と心が整っていくような気がします。
奥之院の御廟橋から先は、写真撮影禁止。
弘法大師が今も瞑想を続けているとされる霊域には、言葉では言い表せない荘厳さが漂っていました。
金剛峯寺と壇上伽藍をめぐる



高野山の総本山「金剛峯寺」は、広大な敷地と精緻な襖絵、見事な石庭が見どころ。
そうなんです。石庭が素晴らしくって、感動しました。
それに加えて、忘れてはならないのが「壇上伽藍」。鮮やかな朱色の根本大塔は、まさに“高野山の象徴”。青空に映える姿が写真映えします。
そんな風に観光していると、なんとカナダのケベック州からの観光客が目の前を通り過ぎました。もう少しで声を掛けそうになりました。笑
精進料理で、心と身体をリセット

お昼ごはんは、精進料理、それに胡麻豆腐が食べたいと思って、今回選んだのが『中央食堂・さんぼう』です。
旬の野菜や山菜、そして胡麻豆腐が調理された料理は、どれも優しい味でした。
中でも、胡麻豆腐のなめらかさとコクには感動です!
「胡麻豆腐が美味しいね!」と友人と二人で絶賛しました。
次回高野山を訪れたときは、他の店でも胡麻豆腐の食べ比べをしてみたくなりました。
そして、両親へのお土産は、もちろん胡麻豆腐。笑
さいごに
自然と信仰、歴史が調和したこの場所には、何度でも訪れたくなる魅力があります。
私の母が、「いろんな人から声がかかって、高野山へは10回行ったよー。」って言ってた意味が分かったような気がします。
忙しい毎日の中でふと立ち止まりたくなったら、また高野山へ一日旅行をしても良いかなぁって、思います。
次回は、写経なども体験してみたいなぁと思います。
最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。