ここ数年、カナダの「もう一つの季節」があるように感じてしまいます。春でも夏でも冬でもなく、それは「山火事の季節」。
一時的な自然災害だった山火事が、今では、カナダの年間カレンダーの一部となりつつあります。
こんな事って、今までなかった。
2023年の山火事と比べると、まだ山火事の数は半分程、それでも6月8日の時点で214カ所の山火事で、そのうち93カ所は制御出来ていない状態。 参考ウェブサイト:Cliff
毎年、こんな風に流れてくる山火事の災害のニュース。今後「未来がどうなるか」心配で仕方がありません。
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【カナダ生活】山火事による大気汚染の深刻化。モントリオール、大気の質は世界で一番最悪な状態 | COCOブ…
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目次
気候変動と山火事の直接的な関係
「気温が1℃上がるごとに、山火事のリスクは大幅に増加する。」と言われています。
その理由は:
- 気温上昇 → 森林の乾燥化
- 降水量の不均衡 → 干ばつと雷雨の増加(出火のきっかけ)
- 強風の頻発 → 火の拡散スピードが上昇
先日も同僚達と、「近年では、強風の日が多いねぇ。昔はこんな事ってなかったよね。」と話をしていたところです。
雨が降らず、そして強風が吹く日なら、山火事が始まると、もの凄い勢いで広がってしまうのも理解出来ます。
私たちの暮らしへの影響

山火事の被害は、例え遠くに住んでいても風の向きなどによっても、その煙が私の住んでいる地域にも届きます。
呼吸器疾患のある人には、外出時にはマスクをした方が良いとか、なるべく外でのアクティビティを控えた方が良いというニュースが流れます。
もちろん、山火事のおかげで避難している人達、また燃えてしまった数々の家、森、そして動物達の事を考えると心が痛みます。
農作物や家畜にも影響が出て、今後さらにその価格も高騰するかもしれません。
やっぱり、考えるだけでも暗くなってしまいます。
さいごに
山火事になった時、もっと早急に火を消す方法があれば良いのになぁと、改めて思ってしまいます。
1日も早く山火事が鎮火し、カナダの大自然を未来に残せますように。
最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。