カナダで准看護師として働いて、『ナースになるのは何歳からでも遅くない』って思います。
最近、私のカナダの職場にも、50代後半くらいの准看護師の同僚が、働きだしました。
だから、初めは転職してきたのかなぁと思ったのですが、そうでもなさそうです。
ハッキリとした年齢は分からないのですが、50歳後半または60歳前半くらいに見える彼女です。
一緒に働いている同僚達、介護士達の中でも、彼女の名前を知らなかったら、「年輩の准看護師さん」と呼ばれていました。
仕事を始めた頃の自分が見える

彼女を見ていると、仕事を始めた頃の自分を見てるようです。
仕事の量が多くて、シフトが終わる寸前にはいつも時間が足りなく、バタバタと仕事を終えようとしている感じです。
私も仕事を始めた頃って、そんな風でした。
だから、彼女を見ていると、以前の自分を見ているような感覚です。
そんな風に思えるから、気長に彼女ができなかった事をフォローアップしています。
そしたら、いつも迷惑を掛けて悪いなぁと思っと彼女も思っているようです。’Thank you for being so patient with me’と、私に言ってくれました。
仕事ぶり

彼女の仕事ぶりは、通常より時間がかかっているというのは、よく分かります。
だから、先日も長年働いている同僚に再度オリエンテーションをしてもらったようです。
どんな風に働けば良いのか、色々とアドバイスをもらっていました。
本当に頑張り屋さんの彼女です。
そんな彼女からのシフトリポート(申し送り)は、やっぱり患者さん達、一人一人の事をよく見ていて、状況を細かく説明してくれます。
彼女の出来なかった事が、私に回ってきたりするけど、彼女の事を大目に見てあげたいです。
准看護師になった人達の中には、適当に仕事をこなしている人達もいて、そう思うと彼女の仕事内容の方が断然に良いと感じるからです。
もちろん、まだまだこれから習得していく事はあると思いますが、頑張っている彼女にエールを送りたいです。
カナダでは、年齢は壁にならない

何かを始めようとすると、気になるのが年齢。
カナダでは、年齢を理由に教育や就職を断られる事って、ないと思います。
履歴書に年齢を書く必要もないし、面接でも年齢を聞かれる事もないです。
だから、彼女のように50代、60代でも新しいキャリアを築くって事も可能ですよね。
また、看護のような“人の役に立つ仕事”こそ、人生経験が深い人に向いていると思います。
さいごに
そんな同僚、しばらく見ないと思ったら、どうやらスイスへ旅行に行ってるようです。
スイス旅行、良いですね。
もし、キャリアチェンジに迷っている人がいたら、准看護師や看護師のキャリアに限らず『何歳からでも遅くない』と背中を押してあげたいです。
最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。