春といえば、カナダではメープルシロップの収穫時。
4年程前に旦那の姪っ子さん夫婦がメープルシロップ作りを始めました。
だから、定番になってきているのが、メープルウォーター収集のお手伝い。
私でもお手伝いできるのは、バケツに蓄積されたメープルウォーターを大きなタンクに集める事。
その後小屋の中でメープルウォーター(樹液)を煮つめます。
メープルウォーターが採取できるのは
カナダ固有の13種類のメープルの木があります。
思ったより、たくさんの種類のメープルがありますよね。
そのうち3種類のメープルの木からのみ、メープルウォーターが採取できるそうです。
その3種類のメープルとは、
シュガーメープル (Acer Saccharum)、ブラックメープル(Acer Nigrum)、レッドメープル (Acer Rubrum)。 この中でシュガーメープル (Acer Saccharum)から、主にメープルウォーター(樹液)が採取されます。
どれだけ溜まってるかなぁ?
メープルシロップを作ってみよう!
メープル(カエデ)の木に穴を開け、メープルウォーター(樹液)がバケツに蓄積されます。
このバケツに蓄積されたメープルウォーター(樹液)を大きなタンクに集めて、
その後、小屋(シュガーシャック)の中で煮つめます。
水分がなくなると、メープルシロップの出来上がり。
メープルシロップの使い方
メープルシロップの使い方は、いろいろ。
メープルシロップの栄養成分
メープルシロップ、大さじ1杯に含まれている栄養成分は、こんな感じです。
- 0.58mgのマンガン
- 0.29mgの亜鉛
- 20mgのカルシウム
- 42mgのカリウム
マンガンは、骨の補強するほか、酵素を活性化、血液の生成、消化補助、また成長や生殖に関係。
亜鉛は、新陳代謝の活性、免疫力向上、骨格の発育、抗酸化作用、うつ状態の暖和、正常な味覚の維持、生活習慣病の予防。
カルシウムは、骨や歯の主要な構成成分になるほか、細胞の分裂や分化、筋肉収縮、神経興奮の抑制、血液凝固作用の促進などに関与。
カリウムは、浸透圧の調整などの働き。塩分の取りすぎを調節。
メープルシロップには、栄養成分や抗生物質も含んでいますが、糖分も多く含んでいます。メープルシロップだけを多く摂取するのではなく、栄養であるバランスのある食事をとる事がお勧めです。
さいごに
結局、私の旦那も含めてカナダ人はメープルシロップ好き。
ワッフルやホットケーキには、たっぷりのメープルシロップをかけて食べます。少し甘すぎるかも知れませんが、、、。笑。
手作りのメープルシロップだと思うと、余計に利用する機会も増えてしまいます。
メープルウォーターを採取しながら、発見してくれた原住民の人達に感謝の気持ちで一杯になりました。
最後まで、読んで頂いてありがとうございました。