永住権が取れ、キャリアチェンジ、そしてなんとか念願のカレッジ入学決定。
カレッジに入学して、卒業するまでに色々な試練がありました。
大学を卒業した友人達曰く、初めの1学期(4ヶ月間)を無事終了出来る人は、多分卒業するまで、大丈夫と、、、。
初めの1学期が、一番大切。
そして、勉強以外に気になるのが、学費、住居費などにかかる費用をどうするか?
まず、学費、住居費などの費用
友人の紹介で、正看護師になった人から話を聞きました。シングルマザーで、子供は5人いるそうです。学費ローンは、ナースになって働きだすと、すぐに全額返済出来るというのです。
なるほど、参考になりました。
クラスメイトの中で、1人か2人は、週に30時間以上も働きながら、平均点80点以上をキープしている人もいましたが、そんな事は、私には到底出来そうにもありませんでした。
そうなると、いろいろと学費や住居費の事も考えてしまいますね。
さて学費や住居費をどうするか?
OSAPとは、オンタリオ州の主要な学生支援プログラムで、学生に助成金とローンを組み合わせて、提供してくれます。クラスメイトの多くの人達もOSAPを利用。詳細は、OSAP (Ontario Student Assistance Program)
学習期間が終了してから、6ヶ月後にOSAPのローン返済が必要となります。
カレッジや大学に直接問い合わせて、提供してくれる財政援助プログラムがあるかどうか、確認する事も良いと思います。私も含めクラスメイト達がよく申し込んだのは、Bursaries (奨学金)です。詳細は、OSAP (Ontario Student Assistance Program)
もしアパート住まいだったら、学校に通うのと同時にルームレントに変更すると、毎月の賃貸料金を下げる事が出来るので、住居費を節約出来ます。
さてさて、一学期が始まる
受講するコースは、合計6、7コース程だったでしょうか?
集中講座を受講しているような気分でした。
例を挙げれば、一週間のうちに、30ページ読んだ中から、毎週5問だけの小テストがあったり、それに加えて、提出物、またはテストがあったりします。
そして、実習が始まると、毎週実習に関しての提出物があったり、、、。
休んでいる暇がありませんでした。
時間があれば、勉強、勉強です。
人生で、こんなに勉強に時間をつぎ込んだ時は、この時が初めてだったと思います。笑。
そして、一学期末には、少なくとも1/3の人達が辞めてしまって、クラスの人数はかなり減少しました。
一学期が始まった頃、バイトを3つ掛け持ちしてるのと、話をしていた彼女の姿は、何処にも見当たりませんでした。
2年目の実習不合格
病院の実習で、苦手な実習の先生にあたりました。
怖いって思うから、余計ビクビクしてしまって、事が上手く運びませんでした。
例えば、薬を患者さんにあげる前、全ての薬が何の薬か説明しないといけないのですが、辞書で調べるけど、時間がかかりすぎて、また全ての薬を調べられなかったり、一つでも答えれないと、、、。
Don’t give any medications to patients!! (患者さんに薬をあげない事!!)
って、雷が落ちます。そりゃ、そうですよね。先生の気持ちもわかります。
私にとっては、薬の名前やなぜ薬が処方されているかなどを覚える事は、また一から別の語学を習っているように感じました。
それで、、、。
結局不合格。フィリピン人の友達二人、一緒に泣いてくれました。
そして、、、私は、かなり落ち込みました。
ナースになる夢が、かなり遠くへ感じた時でした。
そして、この件で、カレッジのコース担当の先生に会って、いろいろと話を聞いてもらって、最後に言われた言葉は、、、。
Everything is in your hands. (全ては君の手の中に、、、)
中間テストの実習が不合格になったけど、学期末にさえ合格すれば、まだチャンスがあると言う事。
学期末に合格できるように、私に条件がつけられました。
次の実習の先生とは、一週間毎、私の実習がどうだったか、ミーティングする事。
さて、私と一緒に実習をしている他の生徒達は、次回の実習の先生が、かなり厳しいという噂を聞いたそうです。
という事は、私は合格できないかもしれない?! 涙
そして、私以外の生徒達みんなも、今回の実習で結構苦労する事になりました。
実習の先生は、生徒達みんなを平等に扱って、それでいて、教えるのが上手な人でした。
もちろん、過去に生徒さんを不合格にもした事があるそうです。
でも、私にとっては、素晴らしい先生で、私は無事実習をパスする事が出来ました。
テスト、そして、またテスト
学校の卒業テスト
全部の受講コースや実習をパスした後、一番最後にあるのが学校の卒業テスト。
勉強した甲斐があって、上手くパスする事が出来ました。
クラスでは、確か5人の人達がパス出来なかったそうです。
CNO (College of Nurses of Ontario) の登録テスト
オンタリオ州は、CNOの登録テストを受講する必要があります。
このテストに合格しないと、ナースとして働く事が出来ません。
テストの日、私の後ろに以前クラスメイトだった子が、座っていました。
確か、私より一足先に卒業した筈の彼女。(夏季休暇を取らずに、次のコースを受け、最短で卒業)
元気?今回は、テスト初めて受けるの?
前回、受けたけど、不合格だったの。今回、再挑戦。職場のみんな、私がテストに合格するのを待っていてくれてるの。
それを聞いて、私の頭の中をよぎった考えは、、、。
きゃー!1回目、不合格!? 私、大丈夫かしら?
その当時、テストが受けれるのは、3回まで。
1回目で合格した方が、精神的な負担が軽減です。
テストはかなり難しくて、受講したクラスメイトのみんなが合格したかどうか、わからないと言いました。
そして、暫くして、フェイスブックで「クラスメイト達が合格通知を受け取った。合格したよ。」と、掲載し始めました。
私はといえば、日本に帰国していたので、どうか分からず、、、。
友達に手紙が届いているかどうか、確認して欲しいとお願いしました。
私宛にCNOから、手紙が届いてる?
届いてるよー!
小さい封筒?それとも大きな封筒?
小さい封筒よ。
小さい封筒なら、合格かもしれない。開けてみてくれる?
合格したクラスメイト達が、小さな封筒で受け取ったそうです。大きな封筒は、どうして合格しなかったか、説明が書いてあるそうです。
おめでとう!!合格してるよ!!
わぁ! ありがとう!!
無事に合格出来ました!
大袈裟かもしれませんが、人生で一番嬉しかった瞬間でした。
さいごに
最後まで、読んでくださった方、ありがとうございます。
目標を設定して、それに向かって努力をすれば、夢って叶うものですね。
そして、叶った時の嬉しさは、想像出来ないくらいでした。
こんな私でも達成する事が出来たので、あなたにも出来ると思います。
永住権が取得できて、キャリアチェンジを考慮にされている方、このブログが少してもその参考になれば、嬉しいです。