少し前から、気がつけば、カナダにいるインド人達の数が増えているような気がしました。
初めに気づいたのは、職場でのインド人の同僚達の数。
雇われてくる正看護師、准看護師、それに介護士で、断然に多いのがインド人。
以前は、インド人の正看護師の人って、1、2人しか働いていませんでした。
でも、今ではインド人の正看護師達の姿をよく見ます。

インドから移民してくる人数

実際、調べてみると、カナダのインド人移民の数は、2013年32,828人から2023年139,715人で、10年間で326%と増加したようです。
道理で、街を歩いていても、インド人っぽい人達が目立つ筈ですね。
また同時に、米国の大学への留学生入学者数は2016年から2019年にかけて5.6%減少したが、同じ期間にカナダの大学では留学者数が51.6%増加したそうです。
その理由としては、米国と比べると、カナダの方が永住権などの取得が容易なので、カナダへの留学生数が増えたようです。
2024年の新規永住者
2024年に永住権を取得した国を調べてみると、インドの人数が断トツにトップです。
2位のフィリピンとの人数の違いが大きすぎて、ビックリします。
こんなにもすごい差があるのですね。
- 1位 インド (最初の7ヶ月:86,855、一年間の予想人数:148,894)
- 2位 フィリピン (最初の7ヶ月:20,645、一年間の予想人数:35,391)
- 3位 中国 (最初の7ヶ月:19,055、一年間の予想人数:32,666 )
- 4位 ナイジェリア(最初の7ヶ月:12,280、一年間の予想人数:21,051)
- 5位 カメルーン (最初の7ヶ月:10,960、一年間の予想人数:18,789)

2万人のインド人学生がカナダ到着後、授業に出席しなかった

2024年3月と4月に5万人の留学生(うち2万人はインドから)が指定されたカレッジや大学などへ入学できなかったという記事を目にしました。
留学生の中には、カナダへ入国した後、そのカレッジや大学が偽りのカレッジと大学だったとか、また簡単に仕事や永住権を得られると約束するエージェントもいるらしいです。
気をつけたいですよね。
詐欺的な大学に騙された学生がいる一方で、学生ビザ制度を意図的に悪用して、仕事のためにカナダへ入国した学生もいるようです。
しかし、5万人の留学生のうち、2万人はインドからの留学生。
カナダが受け入れようとしているインドの留学生の数も他の国と比べると、かなり多いような気がします。
カナダでカレッジや大学を卒業した後、出来れば永住権を取得したいという将来の目標だと思います。
上手く仕事に就く事が出来れば、インドにいる家族へも仕送する事ができますよね。


さいごに
カナダは、アメリカよりも簡単に学生ビザ、ワークビザ、永住権などが手に入りやすい。
だからアメリカよりカナダに来る人達の人数も増えるっていうのも理解出来ます。
しかし、インドの人達がカナダに来る数は、予想以上にすごい数でした。
ここまで人数が増えると、逆に『なぜ?』って、ふと疑問がでてきます。
最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。