この冬、カナダ各地でインフルエンザA型の感染が急増しています。
例年よりも早い時期から感染数が増え、特に子どもや高齢者を中心に広がっています。
カナダ全土でインフルエンザ検査の20%が陽性反応を示し、そのほとんどが19歳未満だそうです。
例年より早い感染拡大
通常、カナダのインフルエンザ流行は、年明け以降にピークを迎えることが多いのですが、今年は初冬の段階から感染者が急増しているそうです。
この感染者急増にかなり警戒してしまいます。
小児病院では、発熱や呼吸器症状を訴える患者が増え、検査でインフルエンザAと診断されるケースが目立っているそうです。
中には合併症を引き起こして、亡くなった子供達もいるそうです。
インフルエンザA型の特徴

インフルエンザA型の特徴といえば、
- 感染力が強く、毎年流行を繰り返す
- 38°C以上の高熱や全身の強い倦怠感が出やすい
- 子ども、高齢者、基礎疾患のある方では重症化しやすいので、注意が必要→重症の場合は、酸素補給が必要になる
肺炎や脱水などの合併症を引き起こすこともあるので、決して軽視できません。
なぜ、今年は広がっているのか

なぜ、今年はインフルエンザAが広がっているのかといえば、専門家の意見は、、、
- コロナ禍以降、インフルエンザへの免疫が低下している
- 人の移動や集まりが増えた
- 季節性ウイルスの変異
などが重なり、感染が広がりやすい状況になっているそうです。
まして、クリスマス前で、これから家族や親戚との集まりが増えるので、なんとかインフルエンザA型にかからないようにしたいところです。
今できる予防対策
基本的な対策が、やはり最も重要な予防対策となります。
- インフルエンザワクチンの接種
- 手洗い・手指消毒の徹底
- 体調不良時は無理をせず、外出を控える
- 室内の換気と十分な睡眠
特に、家庭内で子どもが感染すると一気に広がるケースも多いため、注意が必要です。
同僚のご両親、インフルエンザワクチンだけに限らず、RSウイルスワクチン、そして肺炎球菌ワクチン(pneumococcal vaccines)も受け、重症化しないようにしているそうです。
カナダに住んでいる人なら、学生の人でもインフルエンザワクチンを無料で受ける事が出来るので、是非受けてくださいね。最寄りのファーマシーに予約をして、ワクチンを受ける事ができます。
さいごに
今のところ、私の職場でアウトブレイクになっているところはないのですが、怖いのは、これから先です。
こんなにインフルエンザA型の感染者が急増していると、私の職場にも広がるのもすぐかもしれません。
そうなる前に老人ホームを訪れる人達は、マスクをして欲しいと思います。
そして体調が悪いのなら、来ないで欲しい。
できる事なら、感染せずにこの冬を乗り越えたいですね。
皆さんもくれぐれも体には気をつけて下さいね。
最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。

