新型コロナウィルスが入り込んで欲しくない認知症のフロアの一つに入り込んでしまいました。
収まるどころか、新型コロナウィルスが猛威を振っていて、感染拡大です。
そのフロアで働いているスタッフをみると可哀想になります。
新型コロナウィルスと認知症
新型コロナウィルスの感染症状がある人は、迅速抗原検査(Rapid test)とPCR検査を同時に行います。
迅速抗原検査(Rapid test)はすぐに結果が出ますが、通常、PCR検査は結果が出るまでに2、3日の期間を要します。
そして、迅速抗原検査(Rapid test)とPCR検査をすると、検査を受けた時点から『Precaution』という事になり、自分の部屋から出ないよう指示。
認知症でない人達でも、ずーっと自分の部屋から出ないという事は、至難の技。
そして、認知症で歩き回る人達が『Precaution』になった時は、自分の部屋にいるって事は、かなり大変です。
何度も何度もスタッフがその人達の部屋に誘導しますが、すぐに部屋から出てきてしまいます。
仕事量の増加
当たり前ですが、アウトブレイクになると、仕事量がかなり増加します。
PPE(個人防護具)の着脱
『Precaution』となった人達の部屋へ入る時は、PPEを着け、出る時は、PPEを脱ぐ。
『Precaution』となった人の数が増えると、このPPEの着脱にもかなりの時間を浪費する事になります。
食 事
各自、食事を部屋で食べます。一人で食べれない場合は、食べさせてあげないといけません。
フィジカルアセスメント(バイタルサインの測定、呼吸音の聴診など)
感染した人達のフィジカルアセスメント。
バイタルサインや呼吸音の聴診など、個人個人のアセスメントが必要になってきます。
また、急に体調が悪くなった時などの症状も見逃せません。
さいごに
感染者が急激に増えたアウトブレイクのフロア。
スタッフの数をもっと増やして、スタッフの仕事量、そしてストレスレベルを軽減して欲しいと思います。
1日も早く感染が収まりますように。