たまたまW5(CTVニュースによって制作されたカナダのニュース雑誌のテレビ番組)を見ていたら、ロマンス詐欺にあったカナダ人女性の話。
最後には、最終的に香港の刑務所に入れられてしまいます。
そして、このまま一生、この刑務所から出て来れないかもしれないという悲しい結末です。
ちょこっと英語
スザンナさんの国際ロマンス詐欺
オンタリオ州、バリー出身のお孫さんが6人もいるおばあちゃん、スザンナさん。
旦那さんが亡くなって、5年後にインターネットで恋人探しを始めました。
そして出会った理想の男性。
甘い言葉をかけられ、2、3か月以内でその男性からお金を要求され、最終的には数十万ドル(数千万円)に上る金額を支払ってしまう事になります。
この時点で、スザンナさんはこの男性に直接会った事はありませんでした。
スザンナさんの友人は、何度もスザンナさんにインターネットで会った事もない男性だから、気をつけるよう忠告したと言います。
スザンナさんの友人と家族は、この同じ男性が新しい名前と写真を利用して、再度インターネット上で、スザンナさんの前に現れたと推測しています。
今回は、お金ではなく、別の計画がありました。
この男性は、お金を要求するのではなく、スザンナさんにエチオピア行きの航空券を無料で送ってきて、エチオピアで会いたいというのです。
スザンナさん、エチオピアへ一人で行きます。
何週間か滞在していたエチオピアでのホテル。
結局、その男性には会えず、、、会えなかったから、香港で会いましょうって言う事になります。
この男性の友人達がスザンナさんに新しい服、旅行用のスーツケース(贈り物)、そして香港までの航空券を持って来てくれます。
そしてスザンナさんが、香港に向けてエチオピアを経つ事になります。もちろん、届けてもらった旅行用のスーツケース(贈り物)も一緒に、、、。
香港に到着するなり、スザンナさん捕まってしまい、刑務所に入れられてしまいました。
スーツケースの中に入っていた贈り物は、たくさんの服のボタン。しかしこのボタンの内側にコカイン(麻薬)が詰められていたのでした。
参考ウェブサイト How a small town Canadian grandmother ended up in a Hong Kong prison
一生刑務所から出れないかも
スザンナさんの娘さんが、香港まで行って、最終的には一度、しかも10分間しか刑務所に入っているスザンナさんに会えず、、、。
スザンナさんが滞在していたエチオピアのホテルで、スザンナさんを訪ねて来た男性達。その男性達が映っている証拠ビデオも最後には、ホテル側が消してしまいました。
スザンナさんも無実の罪で刑務所に入ってしまって、一生刑務所から出る事が出来ないかもしれない。
娘さんが、無念の気持ち一杯で、本当に可哀想でした。
香港では、こういったスザンナさんのような例が増えているらしいです。
もし詐欺にあったら
もし詐欺にあったら、どうしたら良いか?
考えをまとめる
詐欺にあった時の全ての情報(書類、レシート、メールやテキストなどのコピー)を集める。
金融機関に連絡する
送金元の金融機関に連絡する。
警察に連絡する
地元の警察に報告し、事件のファイル番号を入手する。信用報告書(credit report)に疑わしい活動があった場合、警察に連絡し、事件のファイル番号を更新する。
The Canadian Anti-Fraud Centreへ報告。
将来の詐欺から身を守る
詐欺師は、お金を取り戻す約束をして、詐欺の被害者を2回または3回標的にする事がよくあるそうです。
常に十分な注意を払う事が必要になります。
さいごに
インターネット上での出会いには、くれぐれも気をつけて下さいね。
人の弱みにつけ込んでくる詐欺。
本当に許せませんよね。
また、ロマンス詐欺だけに限らず、度々カナダ政府の機関を装ってかかってくる詐欺電話。
そんな電話がかかってきたら、私は電話に出ないのですが、
旦那は、電話にわざわざ出て、”Shame on you!!”(恥を知れ!)と怒ったり、
名前を聞かれたら冗談で”マイケルジャクソン”と言ったりしたり、、、すぐに電話を切られます。
皆さんもくれぐれも詐欺には注意して、個人情報は渡さないようにして下さいね。
最後まで、読んで頂いてありがとうございました。