2019年の春から、もう3年以上経って、、、、。
ふと「石の上にも3年」って、ことわざを思い出す。
「石の上にじっと3年も座っていれば、石も暖まる」ということから、どんなに辛くても辛抱していれば、やがて、なんらかの変化があって、好転の芽が出てくると言う事。
なるほど、、。まさにその通り。
2019年春、働き始めた職場
その職場で、働く前から苦手だなぁって、思っていた人がいました。
威圧感があって、不機嫌な時は、不機嫌さがむき出しになっていて、そして思った事をズケズケと言ってきます。ズケズケと言ってくる時は、誰が周りにいてもお構いなし。
同僚Kからは、「きっと大丈夫よ。上手くやっていけるよ。」ってポジティブな事を言われたけど、なかなか事は上手く運ばず、、、。
言葉にする前によくよく考えてから言わないと、地雷を踏んでしまったのと一緒で、彼女の怒りが爆発して、それこそ二倍返し。笑。
それから暫くして、癌が発覚
それから暫くしてから、そんな彼女が子宮内膜癌(endometrial cancer)を患っているとわかりました。私に直接、胸の内を明かしてくれました。
それで、以前にも増して、イライラしていたのかと、、、。
大変な状況で、働いていたのねと同情しました。
そんな時に彼女にプレゼントした本は、この本。
私のお気に入りの一冊です。
手術 (hysterectomy)も終え、全てが順調に
そして、彼女の手術も終え、全てが順調に、、。
彼女も元気を取り戻して、元通りに働き出しました。
そしたら、また以前のイジメのようにチクチクとつついてきます。
以前は、病気が原因で、そういう風に私に接してきたのかと、、、。
でも、そうではなかったようです。
そっとしておいてくれたら良いのに、、、。
そして、別に私の上司でもないのに、私の行動を隅々までチェックして、いつも彼女の視線を感じました。
家への道のりで、悔しくて泣いた事も。
旦那も溜まりかねて、マネージャーと話した方が良いよって、提案してくれたけど、気は進まず。
告げ口したら、裏目に出るかもしれない。
それで、マネージャーには、話出来ず、、、。
四方八方塞がれて、イジメられっ子の気持ちが痛い程、わかった頃でした。
2022年の春になって
そんな彼女が、「私の娘にこんな事言われたの。」って、教えてくれたんです。可笑しい。
「お母さん、Cocoをそっとしておいてあげたら、どう?人それぞれ、能力や性格は違うんだから、、。きっとお母さんの威圧で、怖くて、仕事もうまく出来なくて困ってると思うよ。」って、、、。
娘ちゃん、ありがとう。
やはり、自分の母の事は、誰よりもよく分かっていた上での娘ちゃんからの提案でした。
さいごに
最近では、彼女もリラックスしていて、笑顔も冗談の数も増え、
チクチクと嫌味を言ってくる事は、なくなりました。
逆に「Thank you!」って言ってきてくれる事が増えました。
仕事もスムースに進める事が出来て、辞める崖っぷちに立たされていましたが、辞めなくて本当によかったです。
そして、そんな彼女に気軽に話が出来るようになって、心の中にいつまでもあった『わだかまり』も消えてしまいました。
本当によかった。こんな事ってあるんですね。
辞めずに働き続けてよかったなぁと思う、今日この頃です。
最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。