同じ職場で働いていた人達が亡くなる。
若い頃は、そんなことをあまり考えたことがありませんでした。
一緒に働いて、笑って、時には愚痴を言って。
忙しい時間を一緒に乗り越えて。
「また明日ね」と言って、別れる。
それが、当たり前のことだと思っていました。
でも、年月が経つと、その「また明日」がなくなってしまっていることに気づきます。
ふとした瞬間に、その亡くなった人達のことを思い出します。
「あの人達って、もういないんだった。」って、、、
その人達が働いた同じ場所で、仕事の仕方、話し方、何気ない仕草まで、記憶の中に残っています。
そして、「あの人、こんなこと言ってたなぁ」って、思い出したり、そんな風に突然、記憶がよみがえる。

最近、介護士として働いていた同僚が「Palliativeになったらしいよ。」とういう、噂を耳にしました。
1、2年前に私のフロアに来て働いたから、「久しぶりだね。」って、話をしたところ。
その人が、今、Palliative。
定年退職をして、これから思う存分人生を楽しむぞって思っていても、健康状態がどんな風に変わるか分かりません。
先の事って、本当に分からないって、思ってしまいました。
いつの間にか、「一緒に働いていた人達」が「もう会えない人達」になっていきます。
でも、その人達と過ごした時間がなくなった訳ではなく、今も記憶の中に残っています。
笑っていた顔も、忙しそうに働いていた姿も、何気なく交わした会話も。
出会って、一緒に過ごして、それぞれの人生を歩いて、そして、いつか別れが来ます。
若い頃には見えなかったものが、歳を重ねるにつれて少しずつ見えてきます。
だから今は、一緒に働いた人達を思い出すたびに、「一緒に働けてよかったなぁ」と、、、
ほんの短い時間だったとしても、同じ場所で、同じ時代を生きた人達。

そんな風に思うと、定年退職をしたお局さんが、「また、お葬式なのよ。」と、話をしていた事を思い出しました。
豊富な人脈を持っているお局さんだから、お葬式の数も多いのかも知れませんが、以前一緒に働いた人達のお葬式にも何度か行ってるようでした。
人生って、いつどうなるかって、本当に分からない。
だからこそ、あらためて、一日一日を大切にして、心残りがないよう、前向きに生きていきたいと思いました。
最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。

