今では、カナダで現在働いている私の職場の労働条件に慣れてしまって、日本の労働条件がどんな風だったのか、今では遠い記憶になってきています。
ただ、いつも日本へ一時帰国して思うのは、日本で働いている友人達は、休暇が取れにくかったり、残業が多々あったりとで、旅行に行く予定を立てるのが難しかった事がありました。
最近の私の職場では、また少しずつ休暇が取れるようになってきました。
そんな私の職場(老人ホーム)での労働条件を紹介します。
給 料
給料の支払いは、二週間に一度。
ほとんどの月が月に2回の給料支払いです。
給料の支払い曜日が、例えば木曜日だとすれば、年間で月3回の支払いにあたる月が二度あります。
何だか得した気分??
気になるボーナス
残念ながら、ボーナスはありません。
交通費
交通費の支払いなし。
仕事のスケジュールと労働時間
仕事のスケジュール
- 祝日も週末も関係なく、週5日のスケジュールが組み込まれるので、常に週5日のスケジュール。
- 週末は、二週間毎に週末出勤。
- 各自の仕事のスケジュールをインターネットで、確認する事ができるので、便利。
労働時間
- 1日8時間労働(休憩時間を差し引かれて、1日7.5時間として計算される。)
- 週4日、また5日を働くと正社員(フルタイム)として考えられる。
三交代制(3シフト制)
7:00〜15:00
15:00〜23:00 この時間帯で働くと、時給に$2.26の追加
23:00〜7:00 この時間帯で働くと、時給に$2.76の追加
上記の三交代制に加えて、週末に働く時は、時給に$2.77の追加
残 業
仕事が時間内に終わらない場合、残業手当要求の用紙を提出して、残業時間は時給1.5倍計算。
オーバータイムを二日連続ですると、時給が2倍になります。
有給休暇と病気休暇
有給休暇
仕事を始めてから、
2年目からは、2週間の有給休暇
3年目からは、3週間の有給休暇
5年目からは、4週間の有給休暇
10年目からは、5週間の有給休暇
年間で、その年の有給休暇を利用できない場合は、5日間だけ翌年に繰り越しができて、その他は給料支払いのように支払われる。
病気休暇
計算すると、毎年、年間18日の病気休暇が追加される。定年退職をする時に900時間の病気休暇は、現金支払いされます。
祝日出勤した場合
仕事の日が祝日にあたった場合、祝日出勤は、時給が1.5倍として計算されて、その祝日に働いても働かなくても、その祝日を過ぎると休暇が1日追加される。(有給休暇とは別)
11月の末で精算されるので、11月末までにその祝日の合計、年間11日間(オンタリオ州の祝日、9日間+職場の記念日等2日間、合計11日)を利用しなかった場合は、給料と一緒に支払われる。
特別手当
時々、嬉しい特別手当などが支払われる事があります。
2024年
組合が交渉してくれて、時給が上がりました。それで2021年から2024年5月までの期間で、現在の時給と過去の時給との差額が支払われました。それに加えて、15:00〜23:00、23:00〜7:00のシフトと週末に働いた場合の追加分が上がったので、その差額も過去に遡って支払われました。
2020年と2022年
オンタリオ州から、コロナウィルスの関連で、オンタリオ州の病院やナーシングホーム(老人ホーム)で、働くナース達に特別手当。
2016年
組合が交渉してくれて、時給が上がりました。2016年時点の時給と過去の時給との差額が何回かに分けて支払われました。
さいごに
現在のナーシングホーム(老人ホーム)で働いて、10年以上経ちました。
年月は、あっという間に経ちますね。
有給休暇(5週間)もあり、仕事にも慣れ、満足度は70%〜80%ってところでしょうか?
時間がくれば、その時間内にキッチリと終了して、帰宅できる事もメリットの一つです。
疲れてきたなぁと思った時に、上手く休暇が取れれば、いう事なしです。笑。
最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。